宮崎は焼酎王国

宮崎の焼酎は非常に有名です。とくにいも焼酎が1番有名ですね。これは薩摩芋の産地、鹿児島が近いことが1番の要因です。そんな宮崎ですが、実は芋焼酎だけでなく県内によっていろんな焼酎が生産されていて楽しめます。具体的には鹿児島に近い南部はもちろん、いも焼酎。北上して中部では米・麦焼酎。さらに北の北部では米・麦に加えて、そば・ヒエ・粟・栗・トウモロコシなんかも使用されているのが特徴的です。こういった理由として江戸時代の藩政時代に宮崎は3つに分けられて統治されていたことが挙げられます。治めていた武士などの好みもあったろうと推測できますね。
先ほど、芋焼酎といえばサツマイモみたいな感じで言いましたが、実のところ原料として多く使われている芋は「黄金千貫」と「ジョイホワイト」が多いです。「黄金千貫」は香りが甘く、しかも香ばしい。でんぷん量も多く、これらの素材のうまみをうまく引き出させるのが良い蔵元となるのです。また「ジョイホワイト」は芋焼酎専用に開発された芋で、白い色とさわやかなのどごしでさわやかに酔ってもらいたいという希望をこめて「ジョイホワイト」と名付けられました。

鹿児島県、大分県の焼酎

最近はそのまんま東、今では東国原宮崎県知事が誕生して、すっかり宮崎は元気になったようです。そして、焼酎の人気もまた急上昇しています。ただ、芋焼酎といえば鹿児島のプレミア焼酎の人気が高く、少し及ばないようです。鹿児島の焼酎で3Mといえば「村尾」「魔王」「森伊蔵」です。これらは定価での購入はおろか、二万円、三万円出しても入荷を待たなくてはいけないような現状です。この3Mの焼酎以外にも鹿児島の霧島も人気は高いですね。この霧島酒造は毎年のように「黒霧島」「赤霧島」などを生産しブームを作りだして消費者を喜ばせてくれます。
宮崎の北に位置します大分県も麦焼酎では日本一として知られています。大分焼酎は1970年代から人気が高くなり優良な蔵元が多数あります。麦焼酎の特徴は減圧蒸留や精製濾過でくせの少ないやわらかな口当たりに仕上げられているのが特徴です。大分県は昔から米の生産地であり、清酒(日本酒)の里としても有名でした。清酒はもちろんですが焼酎も古くは明治頃から製造され戦後の麦の統制撤廃とともに本格的に麦麹の開発が始まり、麦100%の本格麦焼酎が誕生、ムーブメントを巻き起こしました。

人気の焼酎

ここでは人気の焼酎の紹介です。まずは宮崎県の本格芋焼酎といえば「妖精の吐息」寿海酒造です。アルコール度35度と強めです。常圧蒸留で赤芋を使用しています。通称ミヤザキベニとも言われる赤芋は食用でもいけるほど甘みが豊富に含まれています。赤芋自体の生産量が少ないため、「妖精の吐息」も月刊1,000本限定生産となっています。鹿児島は「薩摩宝山」や「黒悪魔」「気」なんかもおいしいですが、個人的にはやはり「魔王」です。熟成酒ならではの飽きのこない穏やかな味わいで、しかも、みかんのような香りが特徴的で凝縮された甘さもある本格プレミア焼酎です。現在では定価での入手は困難で二万円を超える値が付いています。
最後に大分の人気焼酎は「巫山の夢(ふざんのゆめ)」「甕古蔵」「閻魔」などの麦焼酎です。個人的には「閻魔」(老松酒造)がお勧めです。アルコール度25度で長期熟成のため、まろやかな味わいを楽しめます。飲み方はロックがいずれもお勧めです。

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